こんばんは。くまごろうです。
今回はグミ&パンさんの「夫婦でFIRE」です。
本書はグミ(妻)さんとパン(夫)さんが実際にFIREするまでのストーリーやFIREするために行ったことなどが詳細に綴られた書籍になります。
最近、取り組んでいるプログラミング学習の息抜きとモチベーションアップのため、本書を購入しました。
また、グミさんが大のディズニー好きであり、パンさんがしっかりものであること、家族構成も夫婦2人に子どもが2人であることなどから、勝手に親近感が湧いたというのも本書を手に取ったきっかけです。(笑)
はじめに
本書は「そもそもFIREとは?」からはじまり、グミ&パンさんの実体験をもとにしたFIREまでのストーリー、FIREするにあたって夫婦で価値観を共有することの重要性、FIREをするための具体的な方法、グミ&パンさん流のお金の使い方など、FIREを目指す方にとっては、盛りだくさんな内容となっています。
私自身はというと、特に「第2章 成功のカギを握る夫婦の価値観の共有」が印象に残る点が多く、いろいろと勉強になりました。
印象に残った文章
ここからは、本書を読んでみて印象に残った文章と、その文章に対しての感想なんかを書いています。
なお、本書を読むまで秘密のままにしたいという方は、ここで一旦引き返していただければと思います。
私たち夫婦の価値観が大きく違うことをはっきりと理解したのは、断捨離を行ったときでした。
<中略>
こうして、いろいろなものを処分していったとき、最後に残ったのが妻のディズニーグッズでした。
<中略>
私はキャラクターものが嫌いなので、「何でキャラクターのついたものを使う必要があるのか?」と何度も聞いたのですが、妻からは「好きだから」という答えしか返ってきませんでした。
私にはまったく理解できないので、家の中にディズニーグッズが増えるたびに炎上していたのです。
しかし、「服もいらないし、テレビもいらない、ソファーもいらないけど、ディズニーは置いておきたい」と言われたことで、妻にとってディズニーがそれほど重要なものだということを理解するようになりました。
第2章 成功のカギを握る夫婦の価値観の共有
私自身はディズニーに対して、そこまで負の感情は持たず、むしろ好意的な方だと思いますが、夫のパンさんのように物が増えることはあまり好きではないため、たまに妻のくまみと揉めています。(笑)
第2章は夫婦の価値観を共有することに主眼を置いた章ですが、私たち夫婦と重なる部分が多々あるため、非常に勉強になりました。
価値観というものは、夫婦といえども1日や2日で共有できるものではなく、互いに相手を尊重する気持ちを持ち、時には衝突しながらも徐々に共有していくものなのだなと改めて感じることができました。
ちなみに、この後、パンさん、グミさんとで価値観をどのように共有していったのかは、本書を読んでからのお楽しみにしてください。
私は妻に対して、次のように要望していました。
「感情や主観ではなく、事実、ロジック、客観性を重視した考えができるようになってほしい」
<中略>
「目先のことだけではなく、将来のことを考えた行動やお金の使い方をしてほしい」
一方、妻は、
「将来ばかりではなく、日々の幸せや目の前で起きていることを、もっと大切にしてほしい」
第2章 成功のカギを握る夫婦の価値観の共有
こちらも、とても共感しました。
私もパンさんと同様、主観<客観であったり、現在<将来に重きを置いていたため、今を楽しもうという考えの妻のくまみと衝突することも多々ありました。(笑)
以前は「節約してお金を貯めて投資して早くリタイアしたい」と考えていましたが、今では「ガッツリ稼いで、ガッツリ遊ぼう」という考え方に変わり、FIREという考え方からは少し離れますが、ある意味よい落としどころができたなと思ってます。(笑)
本書の中でも「DIE WITH ZERO 人生が豊かになりすぎる究極のルール」を紹介されていますが、「将来に重点を置き過ぎるというのもつまらない人生だよな~」と妻のくまみとのやりとりで気づけたのは、今では良かったなと思っています。
おわりに
今回は「第2章 成功のカギを握る夫婦の価値観の共有」と中心に本書をご紹介させていただき、FIREに向けた具体的な中身には触れませんでしたが、本書では
- 死ぬまでにやりたいことをタイムバケットを使ってまとめる方法
- ストレングスファインダーを使っての夫婦の価値観を共有する方法
- 理想の人生を歩むためのライフプラン表の作成法
- FIREに向けての資産形成の方法
など、様々なツールや手法などをグミ&パンさんの実体験をもとに丁寧に解説されていますので、FIREを目指している方には一読をオススメしたいと思います。
個人投資家時代に読んだオススメ本なども紹介していますので、こちらもご参考まで。
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