スポンサーリンク

システムトレード 基本と原則(その3)

まじめなこと
くまごろう
くまごろう

こんばんは。くまごろうです。

ブレント・ペンフォールド氏の「システムトレード 基本と原則」の第3弾で、今回が最後になります。

今回は、以下の章を紹介していきます。

  • 第10章「心理」
  • 第11章「原則6――トレーディングを始める」
  • 第12章「一言アドバイス」

なお、前回の第2弾はこちらをご覧ください。

印象に残った文章

ここからは、本書を読んでみて印象に残った文章と、その文章に対しての感想なんかを書いています。

なお、本書を読むまで秘密のままにしたいという方は、ここで一旦引き返していただければと思います。

 覚えておくと良いことは、トレーディングでストレスを感じているときには、それに手を出すべきではないということだ。潜在意識の声を聞こう。潜在意識はおそらく、あなたの周りの皆が知っていること――実際のトレーディングで何が有効か分からず、まず間違いなく手に負えない状態だということ――を伝えようとしているのだ!

<中略>

 私の考えでは、トレーダーが意識的なレベルで何をしているか分かっていても、潜在意識が納得しないときには、心理は成功のじゃまをするように思える。そういうことだ。

第10章「心理」参照

ブレント・ペンフォールド氏のいう通りだと思います。

ある程度、デイトレーダーのように頻繁にポジションを動かしていたい人にとって、バイアンドホールドの戦略はストレスが溜まるでしょうし、反対もそうだと思います。

私自身はというと、ポジションを持ってからすぐに含み益にならないと落ち着いていられない一方、面倒臭がりでもあるため、あまり頻繁にはポジションを動かしたくないという一面もあり、結果として今のようなスイングトレード主体のスタイルとなっていたりします。

保有しているポジションが自分の時間軸であったり、また物差しに合わないとストレスが溜まり、結果として無駄な取引や本来するべき取引を見落としてしまうというのは、私自身の経験からもよくありました。

ちなみにトレンドフォロワーを自認している私は、高値を抜いた株を買ったり、トレンドは継続しているものの短期的に下落した株を買ったりといった戦略を取り入れていますが、こういった戦略に対してストレスを感じる方もいらっしゃるかと思います。

私自身、初めの頃は高値を抜いた株を買うことにストレスを感じていましたが、様々な投資関連の書籍や実際の取引での経験を通じて高値で買うことに対してストレスを感じることがなくなり、今ではむしろ高値を抜いていない株を買うことの方がストレスを感じるようになったくらいです。

ブレント・ペンフォールド氏の言葉を借りると、これは潜在意識が納得した状態になったのだと思います。

仕事もそうですが、初めの頃は何事もストレスを感じることは致し方ないことです。

短期的にストレスを感じること自体は私はいいことだと思いますし、全くストレスを感じないということであれば、むしろ新しいことにチャレンジしていないとも受け取れるため、ある程度のストレスは精神衛生上も必要なことだと思います。

ただ、継続的にストレスを感じる、つまり潜在意識が納得しない状態が長く続くのであれば、手法であったり投資スタイルを見直す必要があります。

金銭的な面はもちろんのこと、精神的な面も含め投資やトレードで成功するには、自分自身に合った手法や投資スタイルを見つけることは誰しもが必ず通る道ではありますので、長期的な視点に立って取り組んでいければよいかと思います。

 さて、私はトレーディング心理の世界にひとつ貢献をしたい。私が驚くのは、トレーディングの成功にとって心理が最大の障害になると主張する人が数多くいるのに、「希望」や「恐怖」や「強欲」について語られても、「苦痛」についてはめったに触れられないという点だ。私はそれを正したい。

<中略>

百パーセントが苦痛だ。極めて多くの水準で、百パーセント苦痛だ。

 トレーディングは苦痛に満ちた世界だ。損をすると傷つく。何ヵ月も損が続くと、傷つく。

<中略>

取り損なった利益を想像すると傷つく。

<中略>

 長年にわたってかなりの時間とエネルギーを費やし、自分のエッジを高める努力をしたにもかかわらず、うまくいかなければ落ち込んで傷つく。

<中略>

トレーディングは傷つき、苦痛を味わう世界だ。

<中略>

トレーディングで成功するには大変な努力が必要だし、絶えず苦しみがつきまとう。だが、それも報われるということを覚えておこう。結局、あなたは利益を生み出せるのだから。それはあなたの「痛みを伴う」あらゆる努力に対する報酬としては、それほど悪くない。

第10章「心理」参照

ブレント・ペンフォールド氏の熱量が最も感じられ、私自身もこの本の中で最も好きで何度も読み返す「苦痛をコントロールする」という節です。

<中略>が多くなってしまい申し訳ないですが、こればっかりは実際に著書を読んでいただき、ブレント・ペンフォールド氏の熱量も感じ取って欲しいところです。

 トレーダーはまた、指値注文を使うことに慎重でなければならない。ここでトレーディングで幾ら儲けられるかよりも、リスク管理に集中しなければならない。トレーダーにとって最大のリスクは、逆指値であれMIT注文であれ、仕掛けるときに2~3ポイント損するというリスクではなく、仕掛けで指値をしたために良いトレードを逃すというリスクだ。相場でスリッページがあるのは普通、良い兆候だ。それはあなたに対する供給か需要がないということだが、それはあなたが正しい側にいることを示しているからだ。

第11章「原則6――トレーディングを始める」参照

基本的にはブレント・ペンフォールド氏のいう通り、指値注文にこだわるあまりに良いトレードを逃すリスクは十分に認識する必要があると思います。

ただ、実体験を踏まえると、あまりに高すぎる(安すぎる)注文や成行注文を使うのは十二分に注意した方がいいと思います。

私自身、元々は買いのシグナルが点灯すると、成行買いの注文をすることが多かったのですが、高値掴みをすることがそこそこありました。

その結果、取得単価が損切りのラインから大きく乖離してしまう場合も相応にあり、リターンに見合わないリスクを取っていました。

改善方法としては、これ以上は取れないという最大限のリスク量を決め、そこを買値の注文とすることで対応しました。

例えば、現在の株価が1,000円、損切りのラインが930円、想定している最大のリスク量が取得単価の10%の場合、1,033円(=930円÷0.9)に指値注文を置くといったイメージです。

こうすることで、許容リスク量を超える株価での取得は見送ることができ、良いトレードを逃すリスクも減らすことができると思います。

もちろん、急騰(急落)する場合は見送ってしまうため、良いトレードを逃すリスクをゼロにすることはできませんが、ボラティリティの高い場面でポジションを取ること自体がリスクかと思いますので、私自身としてはそういった場面は見送って他のトレード機会を探します。

相場は変動する。それが事実だ。だから私は流れを見てそれに気づき、参加しなければならない。だが、そこで歓迎されてもけっして長居をしてはならない。素人はトレードで長居をしすぎる! プロは早く抜け出しすぎる。より多くのお金を儲けているのはだれだろう?

第12章「一言アドバイス」参照

第12章「一言アドバイス」はマーケットの魔術師たちからの貴重なアドバイスで、こちらはマーク・D・クック氏からのアドバイスの一部抜粋になります。

私自身、今なお頭を悩ませているポジションのクローズについての話です。

トレンドを掴んだら、トレンドから振り落とされずになるべく長い期間トレンドに乗り続けることが重要ですが、一方でトレンドが終わりを迎えているにも関わらず、押し目であると判断しせっかくの利益を減らしてしまうのはよくある話です。

またせっかくある程度含み益が出たにも関わらず、利益確定を引っ張りすぎて結局はトントン、最悪の場合はマイナスで撤退ということも、よくある話です。

私自身、正解というものは持っていませんが、経験則として、ある程度の利益を確保したら段階的にポジションを縮小していくというのが、一つの答えなのかなと思います。

もちろん天井付近で全て利益確定をするのは理想ではありますが、いつ天井を迎えるのかが分からない以上、天井と思しきところでは、段階的に利益を確定していくというのが肝要かと思います。

また、ある程度の利益を確保したら損切りのラインを取得単価に上げるのも、忘れずにしておいた方がいい方法の一つになります。

 小さくトレードをするのは「ぶんぶん振り回す」ほど刺激的ではない。だが、忠誠を望むなら犬を飼えと言う。これと似た言い方をするなら、興奮が欲しければスカイダイビングを始めろ、ということだ。トレーダーになりたい人はまず、トレーディングで何を望むかを決めておく必要がある。そして、それはスリルを求めることではなく、お金を儲けることであるべきだ。

第12章「一言アドバイス」参照

こちらはマイケル・クック氏からのアドバイスの一部抜粋になります。

私の尊敬する人物のうちの一人にエド・スィコ―タというトレーダーがいるのですが、「マーケットの魔術師」の中でこんな名言を残しています。

「皆、相場から自分の欲しいものを手に入れる」

普通に考えると、マーケットに参加するのはお金を儲けたいからであって、お金以外に何が欲しいのだ?、と思われる方も多いと思いますが、実はスリルを求めている人や、潜在的に負けを求めている人もいる、というのがマーケットの面白い部分なのです。

お金を儲けるために本来するべきことというのは案外地味なもので、銘柄の調査やチャートの分析、バックテストなどであって、値動きが大きそうな銘柄をなんとなく買ったり、本来買うべきではないにも関わらず手持ち無沙汰だからという理由でポジションを取ってしまったり、といった行動は、本来しなくていい(すべきでない)ことなのです。

でも、なぜこういったしなくてもいい行動をしてしまうかというと、ポジションを取ることによってスリルを求めたり、負けることによって友人との笑い話にしたいという、真の欲求があるからだと考えています。

ちなみに私自身はというと、戦略の1つに「裁量」というものを設け、「ポジションを取りたい」という欲求をプラスに活用しようと心掛けています。

使い方については、先にも述べましたが、「【投資】パフォーマンス(2022年6月)」の「直近1か月の取引履歴」をご覧ください。

話が長くなりましたが、マイケル・クック氏からのアドバイスを踏まえ、マーケットに参加するからには、お金を儲けることを第一に考えていかないといけませんね。

 1万行のコンピューターコードを書いて、量子物理学の最新の発展に基づく仕掛けの新テクニックを開発する人たちを見ると、ちょっとうらやましく思うときもある。また、多くのモニターに何十ものチャートや指標が表示されているNASAの指令室のようなトレーダーのオフィスを見ると、ちょっとうらやましいと思う。そんなに壮大なディスプレーに感心せざるを得ない。だが、私はいつも一歩退いて、「これらの複雑な装置で、結果は良くなるかい?」と尋ねる。少なくとも私がもっら返事はノーだった。単純が一番だ。単純なものはうまくいくからだ。単純にしておこう。

第12章「一言アドバイス」参照

こちらはケビン・デイビー氏からのアドバイスの一部抜粋になります。

シンプルに考えることの重要性については先にも述べていますが、この本文で印象に残ったのは、1万行のコンピューターコードやNASAの指令室のようなトレーダーのオフィスの例えです。

大量のコードやデイトレーダーのように机いっぱいにディスプレイが並んでいる様子なんかを見ると、そういったツールや環境を活用してマーケットを打ち負かしてやりたいと思う気持ちは、私自身今でも出てくることがあります。

ただ、そういったツールや環境を使いこなせる、もしくは使わざるを得ないというのは、自分にとってプラスになるのかと考えると、大抵の場合答えはノーなのではないでしょうか。

まず、例として挙げられている1万行のコンピューターコードですが、仮にそのプログラムを使ったシステムトレードの期待値が低下している場合、プログラムのどこに原因があるのかを探し、検証の上、修正を行って、という作業で気が遠くなりますし、また各要素が関連し合っている可能性も踏まえると、修正による新たな影響も考えなければなりません。

机いっぱいのディスプレイについては、そもそもそれだけのディスプレイが必要ということは、複数の画面を使って情報収集を行い、即座に判断し、取引を行っていることの大変さは容易に想像が付くかと思います。

それらを踏まえ、そういったことを自分自身がやりたいのか、そして継続できるのかと考えてみると、自ずと答えは出てくるのではないでしょうか。

少なくとも、私は複雑なシステムのメンテナンスをし続ける気力や体力はありませんし、マーケットが開いている間中、画面にかじりついての情報収集に加え、瞬時に正確な意思決定をし続ける自信はありません。

ちなみに、この「継続できるのか」という視点は非常に重要な観点だと思います。

そして、継続するにはシンプルであることも重要な要素となりますので、ぜひ意識してみてはいかがでしょうか。

トレードの初心者にも経験豊かなトレーダーにも、私がしたい一言アドバイスは、ただの1語だ。それは「謙虚さ」だ。

 謙虚さとは、マーケットにいるほかの人の方がはるかに物知りだ、ということを理解して認めるという意味だ。

<中略>

毎日知的な人々がマーケットで売買している。値動きを見守っていれば、彼らの意見を測ることができる。

<中略>

私はときに、相場のほうが間違っていると思うことがある。下がるのはおかしいと思う。だが、そういう考えが値動きで確かめられなければ、自分の考えを無視することを学んだ。

第12章「一言アドバイス」参照

こちらはダリル・ガッピー氏からのアドバイスの一部抜粋になります。

私自身、株取引を始めてからある程度の知識や経験が付いてきた頃、右肩下がりのチャートにも関わらず、PBRが1未満の株や、売上、利益が右肩上がりの株を買って、これだけ割安なのだから上がるしかない、とほくそ笑んでいたことがあります。

しかし、実は将来の赤字を織り込んでの純資産の取り崩しや、粉飾決算の疑惑があったりと、自分では調べきれていない情報が株価には織り込まれていたりするのです。

株価には自分自身が知らない情報が織り込まれていることを常に疑い、自分よりもマーケットの方がはるかに賢いという認識を持ち、常に謙虚であることは非常に重要です。

また、単に上がると思ってからすぐにポジションを取るのではなく、ダリル・ガッピー氏のいう通り、自分の思惑とマーケットの方向性が合致していることを必ず確認してからポジションを取った方が、長い目で見て負けにくくなるかと思います。

現在、私はトレンドフォロワーだ。特に買い方で株のトレードを行っている。私は平均して株を約10ヵ月保有する。私は、損を切って利を伸ばすという非常に単純な戦略でお金を稼いでいる。相場が上昇トレンドのときには、そこに加わりたい。相場が下降トレンドのときには、現金にしておきたい。戦略はそれ以上に複雑である必要はまったくない。

 なぜ、これが皆にできないのだろうか?

 それは毎月利益が出ていなければならない、と彼らが考えているからだ。実際にはかれらは毎年、利益を要求する。

 しかし現実には、株価が毎年、上昇トレンドを続けることはない。

第12章「一言アドバイス」参照

こちらはニック・ラッジ氏からのアドバイスの一部抜粋になります。

トレンドフォロワーで、投資対象は株式で買いのみ、保有期間は10ヵ月と、ほぼ私と同じトレードスタイルです。

私自身、一時期、下降トレンドでも利益を出せるような戦略を模索していたのですが、銘柄に差異はあるにしても買いと売りという相反するポジションを保有している、というのがものごとを複雑にしていると考え、結局は下降トレンドの際には現金で持つシンプルな戦略に落ち着きました。

なぜ、下降トレンドでも利益を出したかったかというと、ニック・ラッジ氏の例え話のように、単純に常に利益を出していたかったからなんですね。

戦略を複数にすることによるリスクの分散という理由もなくはないのですが、一番の理由は安定的に利益を出したいというのが主です。

トレンドフォロワーで、投資対象は株式、保有期間は数日~数ヶ月のスイングトレードとなると、どうしても、安定的に利益を出し続けることは不可能です。

もちろん、デイトレーダーのように時間軸を短くしたり、取引対象をコモディティや通貨、先物に広げることで、ある程度安定的に利益を出すこともできなくはないと思います。

ただ、時間軸を短くしたり、取引対象を広げるというのは私自身が心地よいと思えないのです。

ちなみに、高配当株による配当収入を得るという戦略についても一度取り入れたことがあるのですが、

  • 株価が下がってもポジションを保有するというのが肌に合わない
  • 旬でない(トレンドに沿っていない)株を持っていたくない
  • 市況が悪くなれば、一日で配当相当分の株価が下落することはよくある

といった理由から、結局は撤退することとなりました。

つまり、自分自身に合った戦略でないと継続できないということなんですね。

そのため、今ではトレンドフォロワーとして、利益が出ないドローダウンともうまく付き合えるようになってきました。

くまごろう
くまごろう

少し強がりました…笑

 トレーディングという仕事は、技術と科学の組み合わせであり、数学と感情の組み合わせだ。ある人にはうまくいくからといって、ほかの人にもそれが楽に当てはまるとは限らない。

 だから、ここに指標があるとか、これから一生お金を稼げる数式がここにあるといった答えではない。答えは、この仕事は疑問だらけで、それに対してあなた自身が答えを出す必要があるということだ。  

第12章「一言アドバイス」参照

こちらはラリー・ウィリアムズ氏からのアドバイスの一部抜粋になります。

かの有名なラリー・ウィリアムズ氏のいう通りで、トレーディングという仕事は、定量的な要素だけでなく、定性的な要素も必要で、この定性的な要素が関わってくるが故に難しく、万人に当てはまる方法というものがないんですね。

そして、最後の「この仕事は疑問だらけで、それに対してあなた自身が答えを出す必要がある」というのは、またしびれる一文ですね。

ある程度の期間マーケットに関わってくると、マーケットで結果を出すためには自分自身を見つめ直すことが必要だということが分かってくるかと思います。

先にも触れましたが、自分自身が心地よいと思った投資スタイルでなければ継続できないですし、そもそも投資スタイルや売買ルールの期待値は正のものでなければいけません。

また採用している売買ルールの期待値が正であっても、いつまで正であり続けるかは分かりませんし、その売買ルールを使わないといった判断をするのは自分自身です。

つまり、投資家、トレーダーという職業は、疑問に囲まれた環境で常に自分自身と向き合い、正解らしいものを探求していくというチャレンジングな仕事なのです。

おわりに

ここまでお付き合いいただきありがとうございます。

第1弾のはじめにも述べましたが、本書「システムトレード 基本と原則」は、私が今まで読んできた投資関連の書籍の中で最も影響を受け、思い入れのある書籍になります

本書の中で印象に残った箇所を中心に、私自身の拙い知識や経験も交えながら、本書の紹介をしてきました。

お伝えしたかったことの半分も文章にできていないかもしれませんが、私自身の熱量が少しでも伝わっていただき、投資やトレードの刺激になっていただければ幸いです。

最後に、第3弾までご紹介してきた書籍について再掲します。

前回までの第1弾、第2弾はこちらをご覧をください。

おまけ

投資やトレードには読書によるインプットが重要です。

その読書に当たっての私自身の読書術なんかも紹介していますので、こちらもご参考まで。

コメント