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紙の書籍と電子書籍の11の違い -具体的な活用法も-

まじめなこと
くまごろう
くまごろう

こんばんは。くまごろうです。

今回は、今まで1,000冊以上の本を読み、現在も年50、60冊の本を読む、私自身が感じた紙の書籍と電子書籍の違いや、その違いを活用した読書の仕方などを紹介していきたいと思います。

  1. はじめに
  2. 紙の書籍と電子書籍の11の違い
    1. ① 図やイラスト -紙の書籍:見やすい(〇)、電子書籍:見にくい(×)-
    2. ② 初期費用 -紙の書籍:不要(〇)、電子書籍:必要(△)-
    3. ③ 手元に -紙の書籍:残る(〇)、電子書籍:残らない(△)-
    4. ④ 目の負担感 -紙の書籍:小さい(〇)、電子書籍:相応にある(△)-
    5. ⑤ 試し読み -紙の書籍:できる(〇)、電子書籍:一部しかできない(△)-
    6. ⑥ 費用 -紙の書籍:割高(△)、電子書籍:割安(〇)-
    7. ⑦ 読みたい時に -紙の書籍:読めない(×)、電子書籍:読める(〇)-
    8. ⑧ 持ち運び -紙の書籍:不便(×)、電子書籍:便利(〇)-
    9. ⑨ 保管場所 -紙の書籍:必要(×)、電子書籍:不要(〇)-
    10. ⑩ 文字の大きさ -紙の書籍:変更不可(×)、電子書籍:変更可(〇)-
    11. ⑪ 検索や引用 -紙の書籍:困難(×)、電子書籍:容易(〇)-
  3. 紙の書籍と電子書籍の得意なジャンル
      1. A 資格関連(図やイラストが多く、他の作業と並行して使う)
      2. B プログラミング関連(図やイラストは少ないが、他の作業と並行して使う)
      3. C 美術、建築関連(図やイラストは多いが、他の作業と並行して使わない)
      4. D 小説、マンガ、その他(図やイラストが少なく、他の作業と並行して使わない)
  4. 紙の書籍、電子書籍の具体的な活用法
    1. 紙の書籍の活用法
      1. 線を引く -線を引くという行為によって脳が刺激され、記憶に定着されやすくなる-
      2. 再読する -再読後の知識のブラッシュアップや新たな気づきや発見もある-
    2. 電子書籍の活用法 -3つの場面ごとの書籍を読む-
      1. 通勤時間の電車で読む
      2. 喫茶店や自宅で読む
      3. スキマ時間に読む
    3. 紙の書籍と電子書籍とで共通して行う2つのこと
      1. 読後、読み終わった書籍の評価を行う
      2. 読み終わった書籍に関連する書籍を記録する
  5. おわりに
  6. おまけ
    1. 紙の書籍派のオススメ本
    2. 電子書籍派のオススメ本

はじめに

最近はAmazonのKindle端末や楽天のKoboの普及もあって、電子書籍を利用する方も増えてきているかと思います。

電子書籍に馴染みがなく紙の書籍で読書を楽しむ方や、反対に電子書籍を中心に読書を楽しむ方、それぞれの読書家の方々に向けての投稿になります。

紙の書籍と電子書籍の11の違い

まずはじめに、紙の書籍と電子書籍の11の違いについてお伝えしたいと思います。

こちらは紙の書籍と電子書籍の11の違いをまとめた表になります。

項目紙の書籍電子書籍
①図やイラスト
見やすい
×
見にくい
②初期費用  
不要
(本代のみ)

必要
(端末必要)
③手元に   
残る

残らない可能性もある
④目の負担感 
小さい

相応にある
⑤試し読み  
できる

一部できる
⑥費用    
電子書籍よりも高い

紙の書籍よりも安い
⑦読みたい時に×
読めない

読める
⑧持ち運び  ×
不便

便利
⑨保管場所  ×
必要

不要
⑩文字の大きさ×
変更不可

変更可
⑪検索や引用 ×
時間がかかる

時間がかからない
<表1>

紙の書籍、電子書籍それぞれに得意、不得意な点があることが分かったと思います。

では11の違い、それぞれについて細かくみていきたいと思います。

① 図やイラスト -紙の書籍:見やすい(〇)、電子書籍:見にくい(×)-

図やイラストがある書籍の場合、紙の書籍の方が圧倒的に見やすいです。

というのも、例えば、美術であれば絵画、プログラミングであればコードなど、視覚的な要素を多く使いながら、読む書籍は紙の書籍が良い場面が多いからです。

そのため、複数の図やイラストを比較しながら読みたい場合や、解説を読みながら図やイラストを目で追いたい場合などは、電子書籍よりも紙の書籍の方が集中力が途切れずスムーズに読み進めることができます。

② 初期費用 -紙の書籍:不要(〇)、電子書籍:必要(△)-

紙の書籍の場合、電子書籍のように書籍を読むために必要な端末などは不要です。そのため、本代さえあれば読みたい本を読むことができます。

一方、電子書籍を読むためには端末が必要になります。

「端末が必要」とはいうものの、電子書籍専用の端末ではなく、スマートフォンがあれば専用のアプリをダウンロードすることで電子書籍を読むことができるため、△としました。

③ 手元に -紙の書籍:残る(〇)、電子書籍:残らない(△)-

当たり前のように聞こえるかもしれませんが、購入した本は手元に残しておくことができます。手元にあるということは、例えば、メルカリをはじめブックオフやネットオフなどで売却することも可能です。

一方、電子書籍の場合、AmazonのKindle端末や楽天のKoboであれば、ほぼ問題ないと思いますが、同社が電子書籍事業から撤退をしてしまった場合、今まで購入した電子書籍は全て閲覧できなくなってしまう可能性もあり得ます。

ただ、現実的に考えて購入した電子書籍が閲覧できなくなる可能性は限りなくゼロに近いため、△としました。

④ 目の負担感 -紙の書籍:小さい(〇)、電子書籍:相応にある(△)-

紙の書籍の場合、本に反射した光が間接的に目に入りますが、電子書籍のように光が直接目に入らないため、目の負担感は小さいです。

最近は電子書籍専用端末の性能が格段に良くなっているため、電子書籍であっても目の負担は少なくなってきましたが、それでも紙の書籍に比べると、相応の負担感はあります。

例えば、私自身が愛用しているKindle Paperwhiteといった専用端末であれば、目への負担を軽減するよう独自の液晶となっているため、連続で3、4時間、本を読み続けるなどしない限りは、目への負担はそこまで感じませんので、△としました。

⑤ 試し読み -紙の書籍:できる(〇)、電子書籍:一部しかできない(△)-

紙の書籍の場合、書店に足を運べば、好みの本なのかどうかパラパラと紙をめくりながら試し読みができます。

一方、電子書籍の場合、試し読みができるのは「はじめに」といった導入部分の一部のみです。

試し読みとはいうものの、興味がありそうな内容か、自分にあった文体や翻訳となっているかなど、ある程度の判断材料にはなりますので、△としました。

⑥ 費用 -紙の書籍:割高(△)、電子書籍:割安(〇)-

紙への印刷、物流、書店員さんのお給料など、電子書籍にはないコストが生じるため、基本的に紙の書籍の方が電子書籍よりも費用はかかります。

ただ、中古であれば電子書籍よりも安く手に入ることも多々ありますので、△としました。

ちなみに電子書籍の場合、例えばAmazonのKindleであれば、定期的にセールを開催しており、割引やポイント還元などがあるため、場合によってはより安く購入することもできます。

⑦ 読みたい時に -紙の書籍:読めない(×)、電子書籍:読める(〇)-

紙の書籍の場合、友人に進められた、ネットで紹介された、などで興味を持ち、読みたいと思ったとしても、すぐに読むことができません。

一方、電子書籍の場合、読みたいと思った時に購入ボタン一つで、目的の本をすぐに読むことができます。これは電子書籍の一番の利点だと思います。

今は便利な時代になったため、紙の書籍であってもAmazonで当日、翌日配送が可能になりましたが、それでも読みたいと思ってから半日以上は時間が必要となります。

⑧ 持ち運び -紙の書籍:不便(×)、電子書籍:便利(〇)-

当たり前ですが紙の書籍の場合、持ち運びの負担はページ数に比例して大きくなります。

薄めの文庫本1冊であればほとんど気になりませんが、ハードカバーの本や複数の本を持ち運ぼうとするとそれなりの負担です。

一方、電子書籍の場合、容量が許す限り無制限に本を持ち運ぶことができます。

そのため、文庫化していないハードカバーの小説、ビジネス書に加え、マンガなど、複数の本を同時に持ち運ぶことができるため、通勤中の電車ではハードカバーの小説、仕事の合間にビジネス書、帰宅中の電車ではマンガを読むといったことが気軽にできます。

⑨ 保管場所 -紙の書籍:必要(×)、電子書籍:不要(〇)-

持ち運びと若干重複しますが、紙の書籍の場合、保管に必要な場所はページ数に比例して大きくなります。

私自身も以前、場所の確保のため段ボール3箱分の本を買取業者に引き取ってもらったことがありますが、紙の書籍って意外と場所を取ってしまうんですよね。読書家の方は要注意です。

一方、電子書籍の場合、電子データでの保管となるため保管場所を気にする必要がありません。

ただ、私自身を含め本好きの人は自分好みの本棚を作ることが楽しみの一つであるという方もいらっしゃるかもしれませんので、ある意味デメリットともいえるかもしれません。

⑩ 文字の大きさ -紙の書籍:変更不可(×)、電子書籍:変更可(〇)-

当たり前といえば当たり前ですが、紙の書籍の場合、すでに紙に印字されてしまっているため文字の大きさを変えることはできません。

大抵の場合そこまで問題はありませんが、時折かなり小さい文字の書籍も見受けられるため、そういった場合はあきらめて虫メガネを活用しましょう。

一方、電子書籍の場合、電子データのため文字の大きさを自由に変えることができます。

参考に私が普段使っているKindle Paperwhiteの写真をご覧下さい。

左が最小サイズ、右が最大サイズになります。

14段階で文字の大きさを調整できるため、自分に合ったサイズを選ぶことで読書に集中することができます。

また、気になった箇所に線を引く(ハイライトをする)と文字の背景が灰色っぽくなります。

ちなみにこちらの作品は村上春樹氏の「騎士団長殺し 第1部: 顕れるイデア編(下)」になります。

⑪ 検索や引用 -紙の書籍:困難(×)、電子書籍:容易(〇)-

学生であればレポートや論文、社会人であれば報告書などに引用したいと思った際に、引用したい箇所の検索に時間がかかったことはないでしょうか。

紙の書籍の場合、付箋や折り目などで目印を付けていたとしても、目的の場所を探すのに相応の時間がかかってしまいます。

特に読書家の方であれば多くの書籍を読んでいるため、なおさら目的の箇所を探し出すのに苦労するのではないでしょうか。

一方、電子書籍の場合、電子データであるためキーワード検索を行うことができ、簡単に目的の箇所にたどり着くことができます。

またAmazonのKindleであれば、自身のアカウントから本棚を開き、メモとハイライトを選択することで、ハイライトを付けた箇所のコピーが容易にできます。

なお、事前にハイライトを付けておく必要があるのでご注意下さい。

紙の書籍であれば手で打ち込む必要がありますが、ハイライトからのコピーであれば手打ちの手間が省け、打ち間違いもなくなるので便利ですよね。

紙の書籍と電子書籍の得意なジャンル

ここでは私自身が書籍を購入する際、どういったジャンルごとに紙の書籍と電子書籍とに分類しているかについてお伝えします。

まずは以下の表をご覧下さい。

A、B、C・・・紙の書籍がオススメ  D   ・・・電子書籍がオススメ

今度は少し角度を変えて、「紙の書籍に対して電子書籍がどこまで代替できるか」という観点で、それぞれの守備範囲を表現してみました。以下の図をご覧下さい。

<図1>

はじめの<表2>とまた違った印象を受けるのではないでしょうか。

実は電子書籍の守備範囲はここまで広くなってきており、紙の書籍でなければならない、もしくは紙の書籍の方がいい、というものはかなり限られているのです。

紙の書籍、電子書籍それぞれの得意なジャンルの詳細については次で説明していきます。

A 資格関連(図やイラストが多く、他の作業と並行して使う)

まず初めに紙の書籍が向いている「A 資格関連」から説明していきます。

例として資格関連を挙げました。

資格の勉強というと、参考書を見ながらノートを取ったり、過去問を見ながら答案用紙に回答を書き込んだりする場面が多いのではないでしょうか。

特に問題文が複数ページにわたるもの、複数の図や表を見比べるものなどは、紙の書籍であればペラペラとページをめくりながら読む(見る)ことができるため、資格学習をする方や受験生の方には紙の書籍がオススメです。

B プログラミング関連(図やイラストは少ないが、他の作業と並行して使う)

次も紙の書籍が向いているジャンルです。

あくまで私自身が感じた印象としてですが、例としてプログラミング関連を挙げました。

プログラミングの学習というと、参考書を読みながら「書経(※)」をする方も多いのではないでしょうか。

少なくとも私は手を動かしながらでないと、どうしても頭に入らないため、手元の参考書を見ながらプログラムを打ち込んでいきます。

そのため、手元に参考書を置きながらプログラミング学習をする方には、紙の書籍がオススメです。

(※)写経・・・プログラミングにおける写経とは、参考書内のコードを見ながら実際に自分自身で打ち込んでいく作業のことをいいます。

C 美術、建築関連(図やイラストは多いが、他の作業と並行して使わない)

紙の書籍が向いているジャンルの最後です。

美術や建築関連のように視覚的な情報収集が必要である場合、紙の書籍は利便性が高いです。

特に書籍によってはカラーの図やイラストがあったり、見開き1ページを使いダイナミックさを表現している場合があり、電子書籍はこういった表現を得意としていないため、どうしでも紙の書籍に軍配が上がってしまいます。

ちなみに投資関連についてはチャート集のものだと、さすがに紙の書籍の方が読みやすいですが、大体のものは電子書籍で十分ですし、むしろ投資関連はハードカバーのものが非常に多いので、持ち運びの観点からも電子書籍の方が読みやかったりします。

くまごろう
くまごろう

実は投資関連の本は紙と電子両方持ってたり…(笑)

D 小説、マンガ、その他(図やイラストが少なく、他の作業と並行して使わない)

次に電子書籍が向いているジャンルです。

なお、この中の「マンガ」について、「イラストが入っているのでは?」と思われる方もいらっしゃるかと思います。

マンガは1ページの中でいくつかのコマに分かれており、基本的には1ページの中で完結することができ、ページをいったり来たりする行為がほとんど生じないため、実は電子書籍との相性は抜群なのです。

ちなみにその他、ビジネス書や自己啓発といったものも同様で、基本的には電子書籍で問題なく読むことができます。

もちろん例外はありますので、電子書籍で購入される場合は事前にレビューやサンプルの確認などオススメします。

紙の書籍、電子書籍の具体的な活用法

ここからは、紙の書籍で購入した場合、電子書籍で購入した場合のそれぞれの活用法について、私自身の実例を用いながら説明していきます。

紙の書籍の活用法

紙の書籍の場合、書籍という物体としての利点をフルに活用します。

私の場合は、必ず気になった箇所に線を引き、ページの右上に折り目を付けます

書籍に線を引くことや折り目を付けることに抵抗がある方も多いかと思います。私自身も初めはそうでした。

ただ、読書をすることによって、「知識を得たい」「得た知識を何かに活用したい」といった気持ちがあるのであれば、迷わず線を引きましょう。

なぜ、線を引き、折り目を付けるのかというと、

  • 線を引く -線を引くという行為によって脳が刺激され、記憶に定着されやすくなる-
  • 再読する -再読後の知識のブラッシュアップや新たな気づきや発見もある-

からです。

ちなみに線を引いたり、折り目を付けたりのイメージはこんな感じです。

写真は2016年7月に読んだ森岡毅氏、今西聖貴氏の「確率思考の戦略論」です。

森岡毅氏は経営難に陥っていたUSJを立て直した人物であり、最近では「日曜日の初耳学」での林修先生との対談や熱血授業などで有名ですが、当時の私自身これだけ線を引かざるを得なかったということからも、森岡氏の熱量が伝わってきます。

最近、「日曜日の初耳学」を視聴した際、当時の記憶が蘇ってきたので、やはり線を引き、折り目を付けるといった行為は中々馬鹿にできません。

線を引く -線を引くという行為によって脳が刺激され、記憶に定着されやすくなる-

では、なぜ線を引き、折り目を付けるのかの理由について説明していきます。

1つ目の「線を引くという行為によって脳が刺激され、記憶に定着されやすくなる」についてですが、例えば会議やセミナー、授業なごの場面で、手を動かしメモを取りながら出席した場合と、そうでない場合とで記憶の定着に違いを感じないでしょうか。

私は「メモに残す」というよりも「手を動かし記憶に残す」という観点から、読書を筆頭に、会議やセミナーでは必ず手を動かすことを心掛けています。

また、自論になりますが、一度読んで印象に残り、その後、線を引くという行為により結果として二度、同じ文章を読むことになることも記憶の定着に一役買っているのではないかと考えています。

再読する -再読後の知識のブラッシュアップや新たな気づきや発見もある-

私は一度読んだ書籍をよく再読するのですが、その際に初めから読み直したり目次から選んで読んだりするよりも、線を引いた箇所を中心に再読を行い、そこを起点にさらに深堀りして読んでいく方が効率良く知識のブラッシュアップをすることができます。

また、自分自身がレベルアップした状態で再読してみると、新たな気づきや発見があったりと思わぬ収穫が多々あります。

電子書籍の活用法 -3つの場面ごとの書籍を読む-

次に電子書籍の活用法です。

電子書籍の場合は、「持ち運びが便利」な電子書籍の利点をフルに活用します。

私の場合は、常にいくつかの場面用に電子書籍を準備しておき、それぞれの場面ごとに合った書籍を読みます。

具体的には、大きく3つの場面に分けています。

  • 通勤時間の電車で読む用
  • 喫茶店や自宅で読む用
  • スキマ時間に読む用

通勤時間の電車で読む

まず1つ目の場面です。

私は通勤時間の電車では、「小説」もしくは「得意なジャンル」の書籍を読んでいます。

というのも通勤時間の電車をイメージしていただくと、

  • それなりに時間がかかる
  • 人が多く落ち着いた状況ではない

という制約があるため、物語の世界に浸ることができる小説や、内容がスラスラと入ってくる自分の得意なジャンルをオススメします。

自分の得意なジャンルというと漠然としていますが、私の場合は投資関連の書籍が当てはまります。

というのも投資関連の書籍はすでに何百冊も読んでいるため、新しく読み始めた本だとしても大体の内容は重複していることも多く、復習に近い形でスラスラと入ってくるからです。

ちなみに、なぜ復習に近い投資の本をわざわざ読んでいるかというと、1冊の書籍から1つでもエッセンスや投資のヒントが見つかり、パフォーマンスが0.1%でも向上すれば十分にペイできるからです。

少し脱線しましたが、次にいきましょう。

喫茶店や自宅で読む

次に2つ目の場面です。

喫茶店や自宅といった比較的落ち着いた空間で、かつ時間にゆとりにある時、私は、「哲学」や「新しいジャンル」の書籍を読んでいます。

ものごとの考え方や捉え方を学ぶ哲学や、自分に馴染みのない知識やスキルを学ぶ際には腰を据えて読むに限ります。

もちろん、小説だったり好きなジャンルの書籍だったり、どんなジャンルでもOKです。

スキマ時間に読む

最後の3つ目の場面です。

電車の乗り換えの時間や待ち合わせのスキマ時間には、過去に読んだ書籍の線を引いた箇所を中心に読んでいます。

私は一度購入した本は何度も読むということを意識しているため、こういったスキマ時間を活用して過去に読んだ書籍の印象に残った箇所などを再読し、頭に刻み込んでいきます。

こうしていくことで、記憶の定着化が図られたり、新たな発見があることもしばしばあるためオススメです。

紙の書籍と電子書籍とで共通して行う2つのこと

ここまで、紙の書籍と電子書籍の活用法について私自身の実例を用い説明してきましたが、ここからは、紙の書籍と電子書籍とで共通して行うことについて、再び私自身の実例を用いながら説明していきます。

共通して行うこととしては以下の2つです。

  • 読後、読んだ書籍の評価を行う
  • 読み終わった書籍に関連する書籍を記録する

読後、読み終わった書籍の評価を行う

記憶に定着させるための理由と、再読を行う際の優先順位付けも兼ねて、読後は必ず読み終わった書籍の評価を行います。

ちなみに私はブクログというweb本棚のサービスを活用し、★1つから★5つまでの5段階で評価をしています。

また★という定量的な評価に加え、読後の感想を残しておくことも重要です。

私自身、全ての感想を残している訳ではないので偉そうなことはいえませんが、なるべく何かしらの形として残しておくと記憶の定着に加え、文書力の強化にも繋がるのでオススメです。

ちなみにブクログに加え読書メーターというサービスも並行して使っており、私自身の読書に関するデータ収集と分析(読書のペースは落ちていないかのチェック)も行っています。

読書の質を高めるためにも、こういったサービスを活用してみてはいかがでしょうか。

読み終わった書籍に関連する書籍を記録する

読み終わった書籍に関連する書籍というと曖昧な表現ですが、「同じ作者の別の書籍」や「作中に登場する書籍」をイメージしていただければと思います。

関連する書籍を記録しておくことで、次に読む本を探す手間が省け、興味を持った作者に関係のある書籍であればハズレを引く可能性が少なくなります。

またAmazonのKindleであれば、時折実施されるセールやキャンペーンを利用して割安に書籍を購入することもできるため、気になった書籍や読みたい書籍を中心に記録しておきましょう。

ちなみにここでもブクログ読書メーターを利用しているので、ぜひご活用下さい。

おわりに

ここまでお付き合いいただきありがとうございます。

今回は、紙の書籍と電子書籍の11の違いからはじまり、それぞれの得意なジャンル、また紙の書籍と電子書籍の活用法など、紙の書籍と電子書籍に関する様々な点について説明してきました。

これを機に皆様の読書に少しでも貢献できれば嬉しい限りです。

おまけ

最後に、私自身の読書術として影響を受けた書籍について紹介します。

紙の書籍派のオススメ本

紙の書籍の活用法について私自身が最も強く影響を受けた書籍で、いかに効率よく情報をインプットし、仕事に活かしていくかという観点で書かれています。

本書は、作者である赤羽雄二氏が世界的なコンサルティング会社であるマッキンゼーに在籍し、激務であるといわれるコンサルタントを務めながら、どのように読書の時間を確保していったのか、また読書によりインプットした情報をいかに高品質なアウトプットに繋げていくか、といったより深い読書術について書かれており、熱量のある読書について学ぶことができます。

ちなみに、特に印象に残ったのは「自分の「最低限」の睡眠時間を知り、それを確保する」という章で、作者の読書に対する並々ならぬ情熱が感じられます。

赤羽雄二氏と同じ水準で読書をするのは中々のハードルの高さだと思いますが、それでも彼の読書術から学べることは非常に多いので、読んで損はないと思います。

電子書籍派のオススメ本

作者の佐々木俊尚氏はバリバリの電子書籍派です。私自身、この書籍に出会ってから電子書籍の活用シーンが増えました。

一昔前はテレビ、新聞、雑誌、書籍が主な情報収集の手段だったかと思いますが、現在社会ではそれらに加え、ネットやSNSといった様々な手段により、調べようと思えばそれこそ際限なく調べることができ、情報の海に溺れることができます。

本書は、そういった情報化社会に生きる我々が、いかに正しい情報を効率よく収集するか、という観点で書かれた書籍となっています。

また、「いまのスマホ時代には、「集中力が続かない」という前提に立った「新しい読み方」「新しいアウトプットのやり方」が必要」という新たな視点に基づいて、作家でありジャーナリストである佐々木俊尚氏独自の情報収集術がふんだんに盛り込まれた作品となっています。

読書はしたいけど中々スマホを手放すことができない、という方は一読をオススメします。

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