こんばんは。くまごろうです。
興味のあることとして、「投資」を挙げていましたので、ブログ開始後、初の銘柄の分析をしてみたいと思います。
ちなみに当ブログでは身近な会社の銘柄分析を中心に取り組んでいきたいと思います。
ちなみに身近な会社とは・・・
・休日に出掛けた場所や体験したサービス
・妻、親類、友人・知人などが興味を持っている
と定義します。
ゴールデンウィーク期間中に家族と富士急ハイランドに遊びに行きましたので、今回は「9010 富士急行」の銘柄分析をしたいと思います。
※なお、本ブログの内容は個人的見解です。投資の判断は自己責任でお願い致します。
では、早速いきましょう。
株価チャート
まずは株価チャートを見てみましょう。
月足:上昇トレンドではない。
週足:下げ止まっているようにも見える。
日足:方向感なし。
あくまでチャートだけでの判断になりますが、個人的にはいまいち方向感が掴めないため、通常なら見送ってしまいますかね・・・ただ、それだけだと面白くないので、一旦次にいってみましょう。
各種指標
画像はマネックス証券の銘柄スカウターです。利便性が極めて高いため、当ブログでも紹介させていただきます。
2022年5月6日現在、
時価総額:2,242億円
PER:586.2
PBR:9.02
自己資本比率:23.5%
と一般的な水準からすると割安感は感じられにくいですかね。次にいってみましょう。
業績(年度)
年度ベースの業績を確認します。
数字からも明らかなようにコロナの影響を受け、2021/3期は大幅減収、営業利益は赤字と厳しい経営状況が窺えます。
今期の決算予想としては、売上は多少の回復、営業利益は黒字転換とまずまずの強気姿勢なのか、あくまで目標値に過ぎないのか、この数字だけではまだ読み取れません。
業績(四半期)
次に四半期ベースの業績を確認します。
第1四半期の売上は前年同期比+113.1%とV字回復していますが、第2四半期では、+3.7%と上昇率が大きく鈍化し、第3四半期では減収となってしまいました。営業利益が黒字転換しているのは好ましいですが、売上の増加が伴っていないため、経費削減による一過性の黒字の可能性も考えられます。さらに深堀りしたい場合は決算短信を確認しにいきますが、今回は省略します。
業績(セグメント別・概況)
セグメント別の概況です。
レジャー・サービス業、運輸業のセグメントで全体の75%を占めています。富士急ハイランドを中心としたレジャーや首都圏⇔富士急ハイランド間のバスの運行等による売上がベースでしょうか。
業績(セグメント別・四半期)
左図が実績値、右図が前年同期比です。
レジャー・サービス業、運輸業いずれもコロナの影響か、直近四半期の業績はあまりよくないようです。セグメント間の業績の増減に差が見受けられますが、そのあたりの分析は省略します。
会社ホームページ
次に会社ホームページになります。
業務内容
まずは業務内容を見てみましょう。会社目線での業務内容の説明になりますので、詳しく見ていきましょう、と言いたいところですが、限られた時間を有効活用するのが、投資家・投機家ですので、気になるキーワードがないかざっくりと探してみます。
すると、「ナンバーワン」「オンリーワン」というキーワードがヒットしました。中身を見てみましょう。
一通り読んでみましたが、きらりと光るものは見つかりませんでした。
次に、採用ページを見てみましょう。
採用ページ
採用ページは、この会社を受けてみようと考えている人向けの情報が集約されていることが多いため、個人的にはよく確認する箇所になります。その中でも、特に「新卒採用」のページは、必ず確認します。理由は以下の通りです。
- 会社のことを知ってもらうため、分かりやすい内容となっていることが多い
- 企業を成長、存続させるために新卒採用する余力があるかの確認になる
- 代表取締役を含む役員レベルのメッセージが記載されていることが多い
「インフォメーション」の日付が「2020.3.1」から更新されていません。会社として、新卒向けにリソースを割いていないように見受けられるため、これはマイナスポイントですが、一旦、新卒向けのページを見てみましょう。
総務部長からのメッセージがあったため確認してみます。
とりわけ目新しいものは書いてありませんでしたが、事業の並びが運輸→観光→不動産となっています。業績順では、レジャー・サービス業→運輸業→不動産だったため、会社としては運輸業に力を入れているということでしょうか。
次に「事業戦略・ビジネスフィールド」について見てましょう。
事業戦略・ビジネスフィールド
こちらも同様に「運輸事業」が先頭にきています。やはり会社としては、「運輸」に力を入れているということでしょう。
最後に採用実績を見てみます。
採用実績
コロナの影響を受けているにも関わらず、2021年、2022年とわずかながらも新卒採用を継続しているのはプラスポイントです。新卒採用ができなくなってしまうと会社としての新陳代謝の悪化に繋がりますからね。
「インフォメーション」の日付は更新されていませんでしたが、恐らく「6098 リクルートHD」といった人材サービス会社を活用しているからか、自社の求人情報の方は手薄になってしまったということでしょうか。そこまで労力を要すことでもないと思いますので、ぜひとも改善して欲しいところですね。
まとめ
以上、ざっくりとした銘柄分析ではありますが、いかがでしたでしょうか。これくらいの情報収集であれば、慣れれば5分程度でできますので、個別株投資を始めてみた方はぜひご参考まで。
なお、途中「省略」という言葉を頻繁に入れてしまいましたが、ざっくりとした流れの解説のため、ご了承下さい。
(実際は文章書いたり、画像を貼ったりと中々大変でした・・・)
ちなみに、ここまで読んでいただいた方の率直な意見としては、恐らく投資しないという判断を下される方が多いかとも思いますが、B/S(バランスシート(貸借対照表))や株主構成、過去の開示情報だったりを確認してみると、自社株買いや、TOB、MBOといったサプライズが起きる可能性もあり得ます。
そのため、「安易に空売りをしてしまうと思わぬ損失を被ってしまう可能性もあります」ので、くれぐれもご注意下さい。
最後に繰り返しになりますが、本ブログの内容は個人的見解です。投資の判断は自己責任でお願い致します。
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